ブルース、ジャズ、サイケな音を奏でるサウンドがかっこいいイギリスの3ピースバンドLittle Barrie。
そのギターボーカルであるバーリーカドガンが使用しているギターが気になったので調べてみました。情報がうすいものもありますが、バーリーのようなサウンドを出してみたい!という方に参考になればと思います。
- kay k592(通称:Red Devile) 1963年製
- GIBSON ES-330 1962年製
- GIBSON ES-345TDSV 1963年製
- GIBSON les paul custum 1955年製
- Framus 1964 Framus Strato Deluxe
- Harmony silvertone S1478 Silhouette(シルエット) 1960年中期製
- Philippe Dubreuilleの白いギター
- Silvertone Hornet(シルバートーン ホーネット) (made by Danelectro) 1960年代製
- Airline Barney Kessel Pro 1950年代製(エアライン バーニー ケッセル プロ)
- Squier by Fender J Mascis Jazzmaster
kay k592(通称:Red Devile) 1963年製
KAY(ケイ)というメーカーのギター。KAYは1890年から操業しているアメリカの楽器メーカーです。
バーリー・カドガンの友人が地元の楽器店に売り出していたのをたまたま見つけて、試奏したところ気にいり貸してもらったというこちらのギター。現在はその友人から購入したそうです。
あまり人に知られていないメーカーのビンテージギターはユニークでおもしろい音が出ると彼は言っています。インタビューでも「50年代のレコードのようなサウンドを求めて・・・」と語っています。
GIBSON ES-330 1962年製
1962年製の同じES-330は数本持っているそうでその一つがこちら。こちらはピックアップがp-90を搭載しています。大きな改造店はなく、ビグスビーのみあとから取り付けたものだそうです。
GIBSON ES-345TDSV 1963年製
littlebarrieといえば、バーリー・カドガンといえば!なこちらギブソンのES-345。
このボディにビグスビーが付いているのがまたカッコイイ。このビグスビーは後付けだそうだ。もともとはサンバーストのギターだったものをブラックにリフィニッシュされて売られていたそう。そのため通常より安く手に入れることができたのだとか。
どんな場所でも問題なく弾けるという、彼が最も信頼するギター。
GIBSON les paul custum 1955年製
中古楽器店で持っていたギターを2本手放して手に入れたというこちらのレスポール。
もともとはリア・ピックアップはザグリが入っておりハムバッカーが搭載されていたそうだ。保存状態もあまりよくなかったらしくかなり修理をしたそうだ。
フロントピックアップにはステイプルピックアップ(staple PU=ホールピースがホッチキスのような見た目であることからついた)、リアは本体と同じく1955年製のP90を搭載しています。
Framus 1964 Framus Strato Deluxe
Framus(フラマス)というドイツのメーカーのギター。名前がストラト・デラックス。
Framusは1946年にドイツ バイエルン州エアランゲンで設立されました。ジョン・レノンが使った12弦アコースティックギターやローリングストーンズのキースリチャーズが使ったFramus Jumbo 5/97などなど当時のスターたちがこぞってFramusのギターを使っていました。
現在でも有名ミュージシャンが数多く使用しているギターです。
こちらのstrat deluxeはビデオ収録を手伝った際に友人から壊れた状態でもらったものだそうです。
Harmony silvertone S1478 Silhouette(シルエット) 1960年中期製
Harmonyという1892年に設立されたアメリカのメーカー。一時米国最大とまで言われた楽器メーカーです。
ピックアップのダイヤマークが特徴的なギターです。
Philippe Dubreuilleの白いギター
フィリップ・デュブレイユはロンドンを拠点にエレキギターを製作するフランス人の名前です。
MVなどにもよく出てくるこちらの白いギター。JAZZ MASTERのような形のこちら。
barrie自身がデザインしたと語っています。いくつかのパーツをbarrieがもちよってボディをフィリップが作ったそうです。フェンダーのルックスの中にギブソンのパーツがついていたりするそうで、かなり重たいギターでまだまだ改良が必要とも語っています。
Silvertone Hornet(シルバートーン ホーネット) (made by Danelectro) 1960年代製
リップスティックピックアップのこちら。リップスティックPUといえばDanelectro(ダンエレクトロ)ですよね。こちらはダンエレクトロがシルバートーンブランドで発売したホーネットと呼ばれるモデルのギターです。製造したのはダンエレクトロです。
シルバートーンというブランド名は、ダンエレクトロ、ナショナルギター、ハーモニー、ケイ、テスコなど様々な製造業者のギターに付けられたそうです。そしてこのシルバートーンブランドの1950年~1960年代のギターは収集家の間で高値が付けられています。
ビザールギターの中では有名なDanelectroですよね。
barrieが持つこのギターも1960年代のシルバートーンのギター。
Airline Barney Kessel Pro 1950年代製(エアライン バーニー ケッセル プロ)
前述のKAY(ケイ)によって製造されたエアライン・ブランドのギター。バーニー・ケッセル・プロといわれるモデル。BARNEY KESSELという名前のジャズギタリストがいますが、その方のモデルかどうかは謎。
エアラインもビザールギターとして有名なブランドです。
ピックアップにはP90?でしょうか、白いピックアップが黒いボディーに映えます。
Squier by Fender J Mascis Jazzmaster
youtubeのコメントで確認するとどうやらSquierのJ Mascis Jazzmasterにフェンダーメキシコ製のネックをとりつけたのがこのジャズマスターのようです。
こちらはボストン発のオルタナバンドのダイナソーjrのマスシスのシグネイチャーモデルのギターです。このギターはすでに生産が終了しており、また生産本数も少なかったそうです。
メルカリで検索するとsoldですがいくつか出てきます。価格帯的にも~8万円ぐらいなのでお手頃な1本です。
読んでいただきありがとうございました。
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