【診療報酬改定2022】令和5年1月開始予定、電子処方箋とは。

医療・薬・健康

電子処方箋とは

電子処方箋とは、電子的に処方箋の運用を行う仕組みであるほか、複数の医療機関や薬局で直近に処方・調剤された情報の参照、それらを活用した重複投薬チェックなどを行えるようになります。

厚生労働省資料より
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000961325.pdf

今まで紙で運用していた処方箋をオンラインでやり取りする仕組みのことです。そのシステムにはオンライン資格確認のシステムを利用して行います。このシステムを利用することで他院で処方された薬などを医師が確認することができ(患者さんの同意を得た場合)、その薬についての経過や重複投与を避けられるなどのメリットがあります。

電子処方箋を発行した場合は「処方内容(控え)」(処方内容を印字した紙)を患者さんにお渡しします。また紙の処方箋の場合は従来どおり紙の処方箋を患者に渡します。

電子処方箋の開始時期

現在のところ令和5年の1月から開始予定となっています。

ですが、手続きなどの詳しい情報はまだ公表されていません。

電子処方箋を導入するには

電子処方箋導入にはオンライン資格確認を導入していることが前提になります。

電子カルテ未導入先も対象ですが、そのあたりはまだ準備中。

また発行された電子処方箋に医師が処方したものであるという証明する署名をつけるためにHPKIカードが必要になりそうです。

HPKIカードの利用

HPKI・・・Healthcare Public Key Infrastructure 保健医療福祉分野公開鍵基盤

電子的な署名を行うために必要なカード。カードのICチップに電子証明書が格納されており、医療文書などに医師本人が作成した文書であることを証明する電子署名ができたり、医師資格を証明するログイン認証用のカードとして利用することもできます。

取得用ホームページはこちら→https://www.jmaca.med.or.jp/application/

必要書類

・医師資格証発行申請書

・医師免許証のコピー

・住民票(発行から6か月以内)

・身分証のコピー

発行料金

日本医師会員・・・初回及び5年毎の発行手数料はすべて無料。紛失・破損による再発行の場合は5,500円(税込)。

日本医師会非会員・・・初回及び5年毎の発行手数料は5,500円(税込)。紛失・破損による再発行の場合も5,500円(税込)。

導入までの流れ

肝心な申請などのながれについてですが、令和4年9月に準備作業の手引きが公開されています。しかしながら具体的な申請フォームなどはまだ発表されていません。医療機関等向けポータルサイトでは、

・令和4年9月に準備作業の手引きを公開

電子処方箋導入に向けた準備作業の手引き

・令和4年10月に電子処方箋の利用申請フォームを公開予定

となっています。

詳しくは医療機関等ポータルサイトにて随時公開されると思います。

医療機関等向けポータルサイト

電子処方箋導入後の運用について

導入後の運用についてはマニュアルが掲載されています。以下リンク先です。(医療機関等向けポータルサイトより)

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