粉瘤をとりました。大きくなる前に、早めに取りましょう。

医療・薬・健康

粉瘤をご存知でしょうか。

日本皮膚科学会のホームページでは粉瘤とは次のように書かれています。

アテローム(粉瘤・ふんりゅう、アテローマとも呼ばれます)とは、皮膚の下に袋状の構造物(嚢腫)ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中にたまってしまってできた腫瘍の総称です。たまった角質や皮脂は袋の外には出られず、どんどんたまっていきますので、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。身体のどこにでもできますが、顔、首、背中、耳のうしろなどにできやすい傾向があります。やや盛り上がった数mmから数cmの半球状のしこり(腫瘍)で、しばしば中央に黒点状の開口部があり、強く圧迫すると、臭くてドロドロしたネリ状の物質が出てくることがあります

日本皮膚科学会ホームページから引用(https://www.dermatol.or.jp/qa/qa17/q01.html#:~:text=%E3%82%A2%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A0%EF%BC%88%E7%B2%89%E7%98%A4%E3%83%BB%E3%81%B5%E3%82%93%E3%82%8A%E3%82%85%E3%81%86%E3%80%81,%E3%81%9F%E8%85%AB%E7%98%8D%E3%81%AE%E7%B7%8F%E7%A7%B0%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82)

このいまいましい粉瘤が私のからだに出来て、それを今回手術で除去してきました。

そのことについて書いていきたいと思います。

私の粉瘤

私の粉瘤は首の後ろに発生しました。

出来始めたのがおそらく手術をする9年ほど前でした。

そうです、9年も放置しつづけた粉瘤だったのです!

当時は粉瘤というものの存在を知らず、放っておけば自然に治るだろうと思っていました。また首の後ろなので夏場のTシャツを着る時期以外はあまり気にならず放置していました。

その後月日は流れ、妻から

「なんかこのイボみたいなのだんだん大きくなってない!?」

と言われました。

それがこちら。

言われてから自分も気になりだしスマホで何のかを調べはじめました。

一度潰したらどうなるのかと思い指で押してみたところ、膿のような臭い液体がでてきたことがありました。もしかしてイボの中身は全部この液体で、押し続けたら全部出るのじゃないかと思い押してみました。が、少し出るだけでイボの大きさは全く変わらずでした。

ですがそのエピソードから、そのイボが「粉瘤」かもしれないなと当たりをつけることができました。

長い間、体には問題がなくイボとして存在し続けていたので悪性のものでもないのだろうなということも感じていました。

最初にできたときの大きさを測っていはないのでどれぐらい成長したのかはわかりませんが、手術するときの粉瘤の大きさは楕円形で1.5cm×1.0cmの大きさにまでなっていました。

そして手術へ

まず地元の病院の形成外科のお医者さんに相談しました。

パット見て「粉瘤だね、すぐ取れるよ」とのコメント。

意を決して手術の予約をいれました。

手術当日、だいそれた処置ではないためか外来の診察室での手術となりました。

はじめにお医者さんが切開する部分に印をつけて、患部を消毒します。

次に麻酔をします。麻酔は1発ではなく、細かく患部の周りに5,6発打たれたような気がします。

それから2,3分経過後に切開がはじまりました。

麻酔が効いており切開時の痛みはまったくありませんでした。むしろいつ切ったのかもわからないぐらいです。

そこから中の袋の除去にはいります。「ぞりっ、ぞりっ」と袋を剥ぎ取る?ような音が聞こえてきました。5分ぐらいで、お医者さんから「とれたよー」とのコメント。

あとは傷口を縫うだけです。こちらも痛みは全くなく糸を切る音が聞こえるぐらいです。

トータルして20~30分ぐらいで手術は完了しました。

ちなみにとれたものがこちら。

こんな大きなものが入っていたのかという驚きと、もっとグロテスクなものが入っているのかと思えば意外ときれいな代物。長年温め続けた粉瘤ちゃんて感じでした(笑)

追記 抜糸

手術の1週間後に抜糸をするということで再度病院へ。

患部をお医者さんに見せるとすぐ抜糸作業をはじめられました。

やる前にお医者さんからは抜糸は痛くない、髪の毛を引っ張られるぐらいの感覚と伝えられていました。

が、しかし、糸を抜くのがなかなか痛い。針でチクッと刺されるぐらいの痛さに私は感じました。むしろ手術よりこっちの方が痛いかも(笑)。

私の傷口はおよそ19mmほどだったそうで、9針縫われていました。なので9回チクッとしたわけです。

ちなみにお医者さんの説明では1cmでおおよそ5針縫うのが一般的とのことでした。

これも手術が早ければ早い方が粉瘤も小さく、傷口も小さくなるので糸の数も少なくなります。なのでやはり粉瘤ができたら早くとるに限ります。

粉瘤で悩んでいるみなさんへ

粉瘤で困っているみなさん、悩んでいるみなさん、粉瘤は早めにとるに越したことはありません。日とともに大きくなるので早ければ早いほど良いのです。また小さいうちなら手術で取る際の傷口も少なくて済みます。

また私もそうでしたが手術の痛みが怖くて決断できないという方もいるかと思いますが、麻酔をしますので手術時の痛みはまったくありません。

手術後に傷口が少しヒリヒリとするぐらいで激痛はまったくありませんでした。

粉瘤のせいで人目が気になっている方や、粉瘤部分を隠して生活するならとっとと手術しちゃいましょう。

ビビりの私でも大丈夫でした、なので早めに受診してとっとと除去しちゃいましょう。

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