キャッシュレス決済が叫ばれて久しいですが、2019年の日本のキャッシュレス決済の比率は26.8%とまだまだ低い状況となっています。2020年以降Paypayやメルペイ、LINEペイなどのスマホ決済(QRコード決済)も増えてきてはいるので多少比率は増えているとは思いますが先進他国と比較すると低い状況に変わりはありません。
ちなみに先進他国の状況(2017年)ですが、
- 韓国 97.7%
- 中国 70.2%
- カナダ 62.1%
- オーストラリア 59.9%
- イギリス 56.1%
- シンガポール 53.3%
- スウェーデン 47.4%
- アメリカ 45.5%
- フランス 42.7%
(出典)世界銀行「Household final consumption expenditure(2017 年(2019/12/19 更新))」、BIS「Redbook(2017 年)」の非現金手段による年間支払金額から算出。※中国に関しては、Euromonitor International より参考値として記載
と、日本が明らかに遅れていることがわかります。
そしてその中で医療機関のキャッシュレス決済化というのは、それ以上に進んでいないのが現状です。
公的病院や大小チェーンの調剤薬局やドラッグストア併設の調剤薬局などでは少しずつすすんできてはいますが、開業医や小規模・個人経営の調剤薬局ではまだまだキャシュレス決済が浸透していません。
そこで今回はリクルート社が展開しているキャッシュレス決済システム「AirPay」の紹介と医療機関がキャッシュレス決済を導入するメリットについて書いていきたいと思います。
医療機関が導入するメリット
早速ですが医療機関がキャッシュレス化するメリットについて書いていきます。
他の医療機関との差別化をはかれる=増患対策になる
都会では医療機関のキャシュレス決済はある程度一般的かもしれませんが、地方ではまだまだ医療機関のキャッシュレス化はそれほどすすんでいません。
ですが地方でも40代以下の世代はキャッシュレス決済がある程度浸透しており、いろいろな決済手段に抵抗がありません。そういった世代の人が例えば食事に行く際にお店をどのように決定するかというと、当然お店の雰囲気や味なども選ぶ基準になりますが、支払いにクレジットカードやQRなどが使えるか、という点を非常に重視する傾向にあります。ですのでこれらの世代を取り込むためにはキャッシュレス決済システムの導入は必須になります。
同じことが医療機関にも言えます。例えば風邪をひいたときにどこのお医者さんを選ぶか。軽い風邪であればどこのお医者さんでもほぼ同じような診察を受けると考えます、そうなると何を基準に医療機関を選ぶか。支払いにいくらかかるかわからないし、いちいちATMでお金をおろすのも面倒くさい。そうなると、やはりクレジットカードなどが使える医療機関が選ばれるのではないでしょうか。
つまり医療機関にとってキャシュレス決済を導入することは増患対策になるということです。
地方のまだキャッシュレスがあまりすすんでいない地域ほど早めに始めるのが他と差別化をはかるために重要です。
またクレジットカードやスマホ決済においては支払額の一定割合がポイントとして還元されるため、本来保険診療に関しては値引きやポイントはつけられませんが、患者さんにとってさらにメリットがあるのです。
未回収対策になる
医療機関で問題になっているのが未回収の問題。
医療費は診察前にはいくらかかるかわからないもの。その為予想よりも診療費が高くて、そのときの持ち合わせでは払えなかった場合、後日払いに来ますと伝えて、そのまま忘れてしまうパターンもあるので未回収が起こりやすいのです。
公的病院などは未収の額が非常に大きく経営にかなり影響を与えています。各開業医レベルではそれほど額は大きくありませんが、キャッシュレス導入で未収の問題もかなり減らせます。実際、ある公的病院ではキャッシュレス導入で未収が半分以下に減ったところもあります。
外国人への対応
諸外国では前述したとおりキャッシュレス化が日本よりもかなりすすんでいます。その為外国人も手持ちの現金は少ないことが考えられます。それが前述した未回収の問題にもつながりますので、外国人が診察された場合もキャッシュレス決済があると重宝します。
待ち時間の解消
現金を使わない決済の場合当然のことながら事務手続き・会計処理にかかる時間が解消される為、患者さんの待ち時間の短縮につながります。
AirPayをおすすめする理由
キャッシュレス決済の中でもAirPayをおすすめする理由について書いていきます。
初期費用・月額費用が0円
とりあえず手軽にはじめられるキャッシュレス決済を、ということで初期費用0円ならば非常に始めやすくかつリスクもなくて良いです。また月額費用もかからないので、結局使わない限りはまったくコストがかかりません。
他のキャッシュレス決済システムでは月額\10,000などかかるものもあります。特に銀行がすすめているシステムに月額がかかるものが多いです。
AirPay一台でさまざまな決済に対応している
AirPayは一台で下記のようにたくさんの決済方法に対応しているので、これだけあればキャッシュレス決済システムは他に必要ありません。
決済方法 | 対応銘柄 |
クレジットカード | Visa,JCB,Mastercard,Diners Club,Americane express,DISCOVER,UnionPay |
電子マネー | 交通系9種類、ApplePay,QUICPAY,iD |
スマホ決済 | PayPay,LINEペイ、d払い、auPay,J-CoinPay,AlipayConnect,WeChatPay、銀聯Pay |
手数料は高いか
キャッシュレス決済を導入する際のネックとなるのが決済手数料です。
AirPayでは決済手数料が3.24% もしくは 3.74%となっています。(決済手段によりどちらかが適用されます。)
ここでポイントとなるのは医療機関の場合診療報酬のすべてに決済手数料がかかるのではなく、あくまで患者さん支払い分に対して決済手数料がかかるという点です。ですので例えば患者さん負担が300円であれば、10円(9.72円)が手数料としてとられます。
AirPayの手数料はどの決済方法でも業界最安水準になっています。
手数料がネックで導入に踏み切れない医療機関もあると思いますが、導入による差別化で1人でも新患さんが増えればそのコストは一気に回収できると考えられます。
登録に必要なもの
申し込みに必要なものは以下のものです。
- AirID(申し込み時に作成します)
- 本人確認書類(運転免許証、運転経歴証明書、健康保険証、パスポート、住民票、住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書のうちいずれか一つ)
- 登記簿謄本(※法人の場合)
- 医師免許証
- 当該医療機関が存在することを確認できるもの(※ホームページのURLや各県の医療情報ガイドや医療情報ネットの当該機関のURLでかまいません)
すべてインターネット上でアップロードしますので以上の書類を写真やPDFにしておけばいいです。
申し込み後、リクルートで審査のの機器(カードリーダ)が配送されます。ここまでおおよそ1週間ほどです。初期設定後1週間ほどで利用開始となりますので、トータル2週間程度でスタートできます。
また必要書類以外に必要なものが、iPadもしくはiPhoneがかならず必要です。用意したiPadもしくはiPhoneにアプリをダウンロードして使います。
またタイミングによっては契約時にiPadを無償で貸与してもらえるというキャンペーンをやっていたりしますのでお見逃しなく。
さあ、始めてみましょう
以上、医療機関がキャッシュレス決済を導入するメリットとAirPayについて解説させていただきました。他院と差別化をはかるためには、なによるも早く導入することが重要です。
今回紹介したAirPayは申し込みもすべてネット上で完了するため非常に簡便で、手数料も安く手軽にキャッシュレス決済を導入できます。
さあ、早速はじめてみましょう。
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