もはや説明不要な実業家ホリエモンこと堀江貴文さん。
堀江さんの著書は共著などを含めるとどうやら500作品以上あるようです。
そんな中から私が読んだ感想を、すこしずつアップしながら付け足しながらブログに記していきたいと思います。
自分のことだけ考える
ホリエモンさんのマインドを書いた本。
これを読めば君もホリエモンのメンタルを手に入れられる。
鋼の心を持ってる、と思われがちなホリエモンさんだけど、実際のところは僕らと同じなのだな。
ただ違うのは僕らが気にしてしまう、失敗や他人の目や批判なんかを気にしないことだ。アドラー心理学が言うようにホリエモンさんも他人の目、批判は他人の課題でこちらが気にしてもしようがないと言っている。
ホリエモンさんのマインドなので凡人から飛躍した内容かと思いきや、かなり普通の人でも納得できる話し。なのでホリエモンさんのことを少し身近に感じられる気がした。
他人の目を気にする=挑戦しない言い訳を探しているだけ。
いろんなこと気にして萎縮して何もできない時間が無駄すぎるんですね。
“最初から人に期待をしないものの、人を信用するほかないのである。” この文章がすごく府に落ちた。
他人と良好な関係を築きたいのならば、相手には見返りを期待せずに信用するしかない。裏切られるかどうかにかかわらず。
人生は有限。いつ何があるかわからない、ましてコロナウイルスが流行ってる今となってはなおさらそう思わさせられる。やりたいこと、熱中できることに今すぐ時間を注いでいかなくてはな。そして次から次へそれをやり続ける、手を止めるな、走り続けろと毎回言われてる気になるのがホリエモンさんの本だ。
これからを稼ごう
とにかく内容が難しい・・・。
これまで読んだホリエモンさんの本の中では一番難しかったかも。仮想通貨のシステム的な話が、とにかく専門用語も多くて難しい。だけど仮想通貨の意味というか使いみちがわかった。投機的な役割をするものだけではないとわかっただけでも大きな勉強になった。また世の中を便利にするものなんだと改めてその役割を知る。AIの発展で人間は遊んで暮らせるようになるという話しのくだりがおもしろい。人間は働いてなんぼ、生産的なことをしてなんぼの常識が間もなく崩れるときも近いのかも。
堀江さんのマインド系というよりは仮想通貨の知識的な本という側面が強いように感じました。
ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた
ホリエモンさんが服役中に読まれた1000冊の本の中のおすすめ本、ポイントとなる部分とホリエモンさん目線のコメントがかかれた本。ホリエモンさん信者の私ですが、これはホリエモンさんの本として読むと他の本と比べておもしろみはないかも。しかし読んでみたいと思う本がいっぱいあったからそれはそれでおもしろかったということか。そしてあいかわらず読みやすさは他のホリエモンさんの本と同じで、テンポよく読めるのがいい。後半には成毛眞さんとホリエモンさんの対談が載ってて、この部分がおもしろい。今後の書籍についてや書評サイトhonzの未来など興味深かった。
人生はカネじゃない!
闇金ウシジマくんってめちゃくちゃおもしろそうだな!というのがわかる本。
漫画はほとんど読まないのだけど、闇金ウシジマくんは読みたくなった。
相変わらずの堀江さんの本だなという感じ。毎度おなじみ、人生やりたいことをやれ!は健在。
日本人の疑わない気質、昔からあるものは正しいのだという思い込みって確かにあるよなと納得。真面目にやってればいいことある、みたいなのをホリエモンさんが痛烈に否定するあたりが痛快に感じた。同時にそういう思い込みというか昔から刷り込まれてきたものが自分の中にもあるなと実感。そして現実はそうでもないことを感じながら疑わない自分を少し恐ろしくも思った。
「この世でもっとも悪いことのひとつは、現状維持だ。」が耳に痛い言葉だった。時代、環境に合わせて変化していかなくてはな。そして変化するためにもいつも新しい人間関係等に触れていかなくてはと思い知らされた。
99%の会社はいらない
99%の会社が世の中に特に必要ではないことをやっていて、役に立ってるかどうかもわからないサービスや活動を行なっているから「いらない」と言ってる本ではない。
会社に所属すること→給料をもらうためにやりたくない仕事をやる→他人の時間を生きている。
人生は自分のやりたいことをやる=自分の時間を生きること→やりたいことで忙しく時間がないのは幸せではないか。人生一度なので自分の好きなことにすべてを費やすのが楽しいじゃないか。ならば会社に所属するという選択は正しいか?良い大学へ行き、良い就職先へ入るという常識をそろそろ疑えという本。
とりあえず人間の本質はやりたいことをやることなのだ。
ほんとうにやりたいことならお金を払ってでもやる。
変に給料をもらうからやりたくないこともやらなければいけなくなるのだな。
これも他の堀江さんの本と同じだ。
つまらないことやって時間をつぶしてないで自分のやりたいこと、好きなこと、興味のあることにすぐにとりかかろう、人生の無駄遣いをするなと言っている。
すべての時間を好きなことで埋め尽くそう。
我が闘争
ホリエモンさんの幼少時代から現在までをかいた自叙伝。服役中に人生を振り返ってかいたもの。
幼稚園の頃から百科事典を読みあさっていたというから驚き。福岡の八女という田舎と独特な家庭環境がそうさせたのだろう。さらに驚きなのは両親が高学歴なんかではなくごく普通の両親であること。
故郷である福岡から出るためになんとしても東大に受からなきゃいけなかったエピソードもおもしろかった。勉強の集中力を高めるために10時間睡眠を徹底していたそうだ、やはり睡眠て大事なんやな。
中学からプログラムを作っていたことや、大学時代のバイトがきっかけでオン・ザ・エッヂ起業にいたったことなどやっぱホリエモンさんすげぇなと思わされた。世間をにぎわせた近鉄バッファローズ、フジテレビの買収の話題など、当時リアルタイムでニュースで見てるときは金儲けのためだろ思っていた。だけど、この本で実際にやってたこと、考えてたことを知るとホリエモンさんは金の亡者ではないことを再確認した。
ただやりたいこと、おもしろそうなことを追求してやりまくってるだけなんやな。冷酷そうに見えてたホリエモンさん、だけどその著書を読むたびに普通の人間なんだなと思わさせられることがおもしろい。
なんでお店が儲からないのかを僕が解決する
これから飲食店をやりたいと思っている人にはいいかもしれない。飲食店も常に進化の姿勢が大事。
飲食業を長く続けられるということは常にお客さんに驚きを与えられるかどうか。驚くほどおいしいもの、驚きのある場の提供、誰も食べたことのない食材を使うことなど。しかしながらひとつ好評だったからといっていつまでもそれに固執していてはダメで常に進化をする努力が必要。日頃から新しいレシピや食材の情報を仕入れるのは当然のこと、お店をやってるからこそいろいろなお店を食べ歩くことが必要だな。
飲食業の既成概念を壊す。寿司屋、洋食屋、お好み焼き屋など垣根を越えておいしいものを出すお店を目指す。料理には著作権がない、それをうまく利用すれば飲食業はブルーオーシャンなのかも。
おいしい料理というと職人だけが作れると勝手にイメージしてしまうが誰でも作れるようマニュアル化することでコストを下げることも大事。
将来の夢なんか、今叶えろ。(2020年9月7日発行)
「学校で習う勉強は全てスマホで、動画で完結できる」などなど堀江さんの教育に対する考えもよく聞くところ。学校の勉強よりも、やりたいことを深くつきつめればいいという一貫した堀江さんのメッセージがつまっている。
また堀江さんはゼロ高という通信制の高校の運営にも携わっており、本著にもそちらが紹介されています。
自分も子を持つ親であり、現代・未来の教育はどうあるべきか、堀江さん流の教育方針を学びたいと思い手にとった。今の教育の問題点に痛快に切り込んでいて、そして半分くらいは堀江さんのゼロ高の紹介(?)な感じなので、ゼロ高を知りたい方にもおすすめ。
前半は、いまだに学校教育が子供に我慢を強いること、全てが平均的に良いジェネラルリストを育てようとしていること、個性やひとつのことに没頭することを否定していることなどなど問題点が多いという現状に切り込んでいます。
後半はゼロ高の紹介が主。このゼロ高では生徒がやりたいこと、興味があることを全力で後押ししているそう。まずは何がやりたいかを引き出すところから始まる。そしてやりたいことのその道のプロと生徒を会わせたりしてより実践的で社会に出ても使える知識や経験を得られるのが特徴。
受験勉強のための勉強などもう必要ではなく、真に社会にに出て役に立つ勉強、そして自分のやりたいこと興味のあることに没頭しろ!という堀江さんのいつものフレーズで締めてます。
学校教育の問題点はいろいろあるが、せめてランドセルと紙の教科書ぐらい廃止してほしいという堀江さんの意見。たしかに、と納得。最近ではタブレット学習もあり、タブレットは全生徒に貸与されている。そのタブレットに教科書をダウンロードしちゃえばいいだけなのに、子供らは今日も何冊かの教科書と軽くはないタブレットを入れた重たいランドセルを背負って修行のように学校まで歩くのだから、やっぱりおかしい。
実際のゼロ高生たちの紹介と本人たちのコメントも載っている。みんな行動力があってすごい。イベントの主催者、アパレルブランドの立ち上げ、鮨職人として勤務などなど、普通の高校生では経験できないことをやりまくっているのがうかがえる。まさに堀江チルドレンで多動な生徒が多そうだ。
学生という長い時間を、せっかく勉強するなら受験のためではなく、自分の興味のあること、やりたいことにフルコミットする方が健全で幸せではないだろうか。そしてその方が社会に出て役に立つのでは、といろいろ考えさせられる本ですね。
金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?(2013年4月発行)
堀江貴文さんが2010年2月からはじめたメルマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」の内容を編集した一冊。
もう覚えていない人も多いと思うけど、堀江さんは証券取引法違反で2011年から2013年の2年ほど収監されていました。その間、なんと獄中からもこのメルマガを更新しており、そのときの内容も盛り込まれています。
内容は、堀江さんが考える当たりそうな仕事のアイデアとメルマガ会員からのQ&Aで構成されています。途中、ひろゆきさんや夏野剛さんなど著名なビジネスマンたちが語る堀江さん像も掲載されており、堀江さんの横顔が垣間見れます。
Q&Aに関しては、一貫して「とりあえずやれよ!」っていう答えがすべてのように思いました。結局みんなやらない言い訳を連発しているのと、スタートを高い位置に置きすぎているのが問題。そしてみんな結局は「やっちゃいなよ」っていう背中を押してもらいたいだけなんやなと。
ビジネスアイデアはさすが、発売から何年も経っている本だけど今でもイケそうなアイデアばかり。中でも飲食業の「音」を売るビジネスというのがなるほどと思わさせられた。某たこ焼き店ではたこ焼きを焼いている音をマイクで拾いアンプで増幅してスピーカーから出して、消費者の食欲を掻き立てることなどしているって知ってた?
金儲けの方法を考える前に、好きなこと得意なことをやりまくれ、というのが堀江さんの意見。宇宙事業や飲食、予防医学などなど堀江さんも楽しいから、興味があるから、という理由で事業をやっている。金儲けのためではなく。人生楽しんだ者勝ちってこと。
やっぱり本なんか読まずにとっととやれよ!というのが滲み出てくる。読書だけして自己満足したいならしとけとはっきりかかれていました。自己満足しかしてないな〜。
『逆転の仕事論』堀江貴文(2015年5月20日発行)
堀江貴文さんといえば、過去はライブドア社長としてIT業界で時代の寵児と呼ばれて、個性的な敏腕経営者なイメージでしたが、今はロケットを飛ばしたり、カレーパン屋をやったり和牛のお店やラーメン店をやったりなど、いろんなことをやりまくっている。それってお金のためとか、名誉のためとか、目立ちたいとかではなく、ただやりたいこと、好きなことをやっているだけ。
この本に登場する8人のイノベーターの方々も同じくそんな感じで、旧来の仕事や働くことの目的とは違い、やりたいこと好きなことをつきつめて仕事を作った人たち。
ITやテクノロジーが進化したことで好きなことや趣味が仕事になる可能性は格段に高まった。なので遊びもめちゃくちゃ大事だ。
自ら仕事を作っている8人のイノベーターの経歴やマインドややっていることが書かれており、堀江さんが1人ずつ解説していくかたちの本。
イノベーター8人とは、
書道家 武田双雲さん
作家とファンをつなぐ 佐渡島庸平さん
アートディレクター 増田セバスチャンさん
タレント 田村淳さん
ユーチューバー ヒカキンさん
創業家 小田吉男さん
イベントプロデューサー 小橋賢児さん
プロデューサー 岡田斗司夫さん
小橋賢児さんは、僕の学生時代にはイケメン人気俳優で演技も上手だったのに、それら全キャリアを全部捨てて、世界に旅に出たり、アメリカに留学したり、今ではフェスの企画などイベントを作ったりしてるそうでなかなかに興味深い。
岡田斗司夫さんはまじでぶっとんでる感じで、文章を読んでもその感性、考え方、すべてが理解できなかった笑
8人のみんなやってることは違うけど、好きなことをやるというところは共通している。
やりたいこと、楽しいこと、好きなことを突き詰めていったら仕事になっていたみたいな感じ。楽しみながらやっているから、やらされ感もない。
小田吉男さんの言葉がよかった、
『事業が失敗したらどうしますか?というのも、よく聞かれます、本当に不思議なんだけど、聞いてどうするんだと。そもそも質問の意味が分からない。うまくいかないことなんか考えて、なにが楽しいんでしょう。』
『いまこの瞬間にしか人はいきれないのだから、まだやってきてもいない失敗の人生など、気にしてもしょうがない。』
いい言葉。
こういう成功者の成功の流れ、秘訣みたいな本て、「この人だからできたんやろ」ってやはり思ってしまう。ですが、仕事になろうとならなかろうとなによりも自分がやっていて楽しいこと、好きなことをどんどんやりまくるべきだし、そういう時間を大事にした方がいいなと思いました。
番外:バカと付き合うな! 西野亮廣共著(2018年10月26日発行)
ホリエモンさんと西野さんという最強タッグな本。共著なのだけど対話形式ではなく、お互いがそれぞれにバカと思うものを書き連ねた作品。て、これ結局2人が今まで書いた本の中で言ってることと同じ。常識にとらわれずにすすんできた2人が見てきた社会の矛盾とか無駄なルールとか足をひっぱるものなんかをバカととらえて、僕らにも目を覚ませと訴えてくる。
「そんなもんだろう」思考がこじれすぎて慢性化した頭を切り替えなくてはな。これからは我慢して仕事をするんじゃなくて、我慢できないくらいやりたいことをやる、だな。ときは令和なのだから、いつまで昭和思想をひきずってる場合じゃない。
何冊も2人の本を読んできたけど、やっとわかってきたというか、だいぶ前からうすうす気付いていたけど、要は「こんな本ばっか読んでないで、さっさと行動しろ、このバカが」と2人に言われているのだな。
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