2024年定期接種化された5種類のコロナワクチン一覧。

医療・薬・健康

2024年10月よりコロナの予防接種が定期接種化されました。このことにより65歳以上の方と、60~64歳の方で心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方が定期接種の対象となっています。

厚生労働省「新型コロナワクチン定期接種リーフレット」

接種費用

今回の定期接種化による接種料の患者負担額は自治体によって多少の差がありますが、おおむね2000円から3000円程度です。

※国の考えでは、コロナワクチン接種料金を15300円と設定しており、そこに国の補助として8300円、そこに各自治体の補助が4000円から5000円程度はいることで患者負担額が2000円から3000円となっています。

承認されたワクチン

今回定期接種を前に日本で承認されたコロナワクチンは5種類あります。

  • コミナティ(ファイザー)
  • スパイクバックス(モデルナ)
  • ダイチロナ(第一三共)
  • コスタイベ(MeijiSeikaファルマ)
  • ヌバキソビッド(武田薬品)

の5種類となっています。

各ワクチンの特徴

各ワクチンの特徴を一覧にしてみました。

ワクチン名コミナティスパイクバックスダイチロナコスタイベヌバキソビッド
メーカーファイザーモデルナ第一三共MeijiSeikaファルマ武田薬品
機序mRNAmRNAmRNA(国産)mRNA(国産)不活化(組み換えタンパク)
1回量0.3ml6か月~11歳0.25ml 12歳以上 0.5ml0.6ml0.5ml0.5ml
注射部位筋注筋注筋注筋注筋注
接種対象12歳以上6か月~12歳以上18歳以上12歳以上
貯法2~8℃2~8℃-20℃±5℃-20℃±5℃2~8℃
包装シリンジバイアルバイアルバイアルバイアル
1バイアル量1回分5回分2回分16回分2回分
希釈なしなしなし必要なし
有効期限8か月-20℃±5℃ 12か月 2~8℃ 最長30日7か月-20℃±5℃ 18か月 2~8℃ 最長1か月14か月
※mRNA・・・メッセンジャーRNA

コミナティ

いわずと知れたファイザーのコロナワクチン。日本で最も多く使われてきたワクチン。発熱等の副反応はありますが、その程度も理解されているのである意味安心か。

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スパイクバックス

こちらも日本では多く接種されたワクチン。令和5年秋接種までで述べ9000万回以上の接種実績があります。

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ダイチロナ

国産初のmRNAワクチン。一部国の接種でも使われていました。

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コスタイベ

国産のワクチンであり、次世代型mRNAワクチンとも呼ばれる唯一の「レプリコンワクチン」です。こちらは現在日本でのみ承認されているワクチンです。その特徴は細胞内に入ったmRNAが自分自身で自己増殖をするという点です。それにより少ない成分量で効果が長く続くと言われています。

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ヌバキソビッド

承認された5種類のワクチンのうち唯一の不活化ワクチン。mRNAワクチンとは副反応に差があるようで、発熱はわずか0.4%以下というデータもでています。

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副反応が心配な方は

コロナワクチンと言えば発熱や痛み、だるさなどの副反応が心配なところ。ある程度副反応が出ることがわかっている方はあらかじめ痛み止めなどの薬を用意しておくのもよいかと思います。

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