幻冬舎・箕輪厚介さん編集本の紹介。

遊び・暮らし・家電

幻冬舎のいち編集者でありながらオンラインサロンを解説したり、さまざまな日本のビジネスの最前線をいく方々と対談やおもしろいことを考えたり実行したりなど、なにかと話題の箕輪厚介さん。

最近ではサウナにはまり、サウナを作ったりされています。

そんな箕輪さんが編集に関わった本の紹介をしていきたいと思います。読んだものから順番に追加していきます。

箕輪厚介氏

1985年8月28日生まれ。東京都出身。早稲田大学第一文学部卒業。現在は幻冬舎の編集者として勤務しています。その傍らでyoutubeなどでビジネスの最前線で活躍する方々との対談や企画をされています。また「箕輪編集室」という会員数1000名のオンラインサロンも運営しておられます。

  1. 双葉社
    1. 『たった一人の熱狂』見城徹(2015年3月18日)
    2. 『逆転の仕事論』堀江貴文(2015年5月20日)
    3. 『悪意とこだわりの演出術』藤井健太郎(2016年8月17日)
  2. 幻冬舎
    1. 『まだ東京で消耗してるの?』イケダハヤト(2016年1月29日)
    2. 『新企画』鈴木おさむ(2016年3月17日)
    3. 『たった一人の熱狂』見城徹(2016年4月12日)文庫
    4. 『龍宮の鍵』田中経一(2016年8月5日)
    5. 『空気を読んではいけない』青木真也(2016年9月8日)
    6. 『あの男の正体』牛島信(2016年10月7日)文庫
    7. 『風俗という病い』山本晋也(2016年10月28日)新書
    8. 『定年後の韓国ドラマ』藤脇邦夫(2016年11月30日)新書
    9. 『我が闘争』堀江貴文(2016年12月6日)
    10. 『日本3.0』佐々木紀彦(2017年1月25日)
    11. 『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』(2017年2月1日)文庫
    12. 『くまモンあのね』『くまモンあのね』製作委員会(2017年4月6日)
    13. 『危険な二人』見城徹、松浦勝人(2017年4月11日)文庫
    14. 『リーダーの教養書』出口治明 楠木建 猪瀬直樹 岡島悦子 中島聡 大竹文雄 長谷川眞理子 森田真生 大室正志 岡本裕一朗 上田紀行(2017年4月27日)
    15. 『人生の勝算』前田裕二(2017年6月30日)
    16. 『40歳が社長になる日』岡島悦子(2017年7月29日)
    17. 『組織の毒薬 サイバーエージェント副社長の社員にあてたコラム』日高裕介(2017年8月30日)
    18. 『東大から刑務所へ』堀江貴文 井川意高(2017年9月23日)新書
    19. 『己を、奮い立たせる言葉。』岸勇希(2017年10月28日)
    20. 『少数株主』牛島信(2017年12月13日)
    21. 『人生の作戦会議 なんでも解決しちゃう女、王生際ハナコ』下田美咲(2017年12月20日)
    22. 『ポスト平成のキャリア戦略』塩野誠 佐々木紀彦(2017年12月27日)
    23. 『AIとBIはいかに人間を変えるのか』波頭亮(2018年2月28日)
    24. 『破壊者』松浦勝人(2018年7月13日)
    25. 『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』佐藤航陽(2022年3月31日)
    26. 『死なばもろとも』ガーシー(東谷義和)(2022年8月2日)
  3. NewsPicks×幻冬舎
    1. 『多動力』堀江貴文(2017年5月27日)
    2. 『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』尾原和啓(2017年9月28日)
    3. 『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』佐藤航陽(2017年11月30日)
    4. 『日本再興戦略』落合陽一(2018年1月31日)
    5. 『マンガで身につく多動力』堀江貴文(2018年3月1日)
    6. 『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜』佐渡島庸平(2018年5月9日)
    7. 『読書という荒野』見城徹(2018年6月6日)
    8. 『ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言』田端信太郎(2018年7月6日)
    9. 『仕事2.0 人生100年時代の変身力』佐藤留美(2018年8月6日)
    10. 『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』田中修治(2018年9月5日)
    11. 『動画2.0』明石ガクト(2018年11月5日)
    12. 『メモの魔力』前田裕二(2018年12月24日)
    13. 『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力』塩田元基(2019年10月3日)

双葉社

『ネオヒルズジャパン』与沢翼(2013年11月21日)

『サッカー批評』(2014年)

『Football Bar VOL.1』(2014年6月10日)

『Football Bar VOL.2』(2014年10月21日)

『たった一人の熱狂』見城徹(2015年3月18日)

堀江貴文さんと藤田晋さんが作ったSNSアプリ、755。2人に勧められて投稿にハマった見城徹さん。その投稿およびいろんな人とのやり取りをまとめた本。なんと本にさせてくれとお願いしにきたのが双葉社時代の箕輪厚介さんだそう。

(755(ナナゴーゴー)は一時期テレビCMもやってたけど、今はまだあるのかと思ってアプリストア調べたら、ちゃんとあった。気にはなるけど、これ以上SNS入れると大変なので我慢…。)

とにかく仕事に熱い。現代の世の中の流れに反するぐらい熱い。常に仕事、仕事、仕事な見城さんのマインドがつまった一冊。もっと自分を追い込め、やれることはまだある、休んでる暇などない、読むだけでもしんどくなるよなゴリゴリビジネスマンな内容。

ですが自分の生きる指針にもなりそうな言葉の数々が心にささります。毎日なんとなく生きてちゃいかんなと感じさせられます。

『自己検証、自己嫌悪、自己否定。この三つがない人間には進歩がない』p64

年齢をかさねるにつれ人は誰しも慢心してしまう。楽になっててはいけない、成長のためには3つが必要。

本や編集に熱狂している見城さんだけに言葉のチョイスや、紡ぎ合わせ方もなんだかすごい。作家さんの原稿にバシバシ修正、訂正を入れることを表現した部分、

『返り血を浴びることを覚悟し、相手の傷口に塩を塗り込む。自分の傷口と相手の傷口を突き合わせながら、さらにお互いが擦過傷を負う。』

『表現者と内臓と内臓をこすり合わせ、殺るか殺られるかのタイマン勝負をして来たつもりだ』

など、言葉の使い方も非常に楽しめる。

『失敗して落ち込んでいる人に出会うと、僕はこうやって声をかける。「今起きていることは全てプロセスだ。プロセスの中で生じた暫定的な結果によって、人生が全て決まるわけではない。最後の勝負は、死ぬ時にあなたがどう思うかだ」』p225

要は死ぬ瞬間に満足できればいいのだ。では今日という日をどう生きるか、常に死を意識して生きることで今日を全力で取り組まなくてはな。

見城徹さんは静岡県清水市出身。慶應大学法学部卒業後、廣済堂出版に入社。「公文式算数の秘密」でベストセラーを作り、その後角川書店に入社。数々のベストセラーを作り、41歳で取締役編集部長となる。その後1993年に幻冬舎を設立。現在も代表取締役社長。

熱苦しいぐらいの言葉の連発だけど、忘れた頃にまた読み返したいと思えるいい本でした。見城さんのような生き方は出来ないが、そのエッセンスが少しでも自分の中に取り込めればいいなぁと思いました。

『逆転の仕事論』堀江貴文(2015年5月20日)

堀江貴文さんといえば、過去はライブドア社長としてIT業界で時代の寵児と呼ばれて、個性的な敏腕経営者なイメージでしたが、今はロケットを飛ばしたり、カレーパン屋をやったり和牛のお店やラーメン店をやったりなど、いろんなことをやりまくっている。それってお金のためとか、名誉のためとか、目立ちたいとかではなく、ただやりたいこと、好きなことをやっているだけ。

この本に登場する8人のイノベーターの方々も同じくそんな感じで、旧来の仕事や働くことの目的とは違い、やりたいこと好きなことをつきつめて仕事を作った人たち。

ITやテクノロジーが進化したことで好きなことや趣味が仕事になる可能性は格段に高まった。なので遊びもめちゃくちゃ大事だ。

自ら仕事を作っている8人のイノベーターの経歴やマインドややっていることが書かれており、堀江さんが1人ずつ解説していくかたちの本。

イノベーター8人とは、
書道家 武田双雲さん
作家とファンをつなぐ 佐渡島庸平さん
アートディレクター 増田セバスチャンさん
タレント 田村淳さん
ユーチューバー ヒカキンさん
創業家 小田吉男さん
イベントプロデューサー 小橋賢児さん
プロデューサー 岡田斗司夫さん

小橋賢児さんは、僕の学生時代にはイケメン人気俳優で演技も上手だったのに、それら全キャリアを全部捨てて、世界に旅に出たり、アメリカに留学したり、今ではフェスの企画などイベントを作ったりしてるそうでなかなかに興味深い。

岡田斗司夫さんはまじでぶっとんでる感じで、文章を読んでもその感性、考え方、すべてが理解できなかった笑

8人のみんなやってることは違うけど、好きなことをやるというところは共通している。
やりたいこと、楽しいこと、好きなことを突き詰めていったら仕事になっていたみたいな感じ。楽しみながらやっているから、やらされ感もない。

小田吉男さんの言葉がよかった、
『事業が失敗したらどうしますか?というのも、よく聞かれます、本当に不思議なんだけど、聞いてどうするんだと。そもそも質問の意味が分からない。うまくいかないことなんか考えて、なにが楽しいんでしょう。』

『いまこの瞬間にしか人はいきれないのだから、まだやってきてもいない失敗の人生など、気にしてもしょうがない。』

いい言葉。

こういう成功者の成功の流れ、秘訣みたいな本て、「この人だからできたんやろ」ってやはり思ってしまう。ですが、仕事になろうとならなかろうとなによりも自分がやっていて楽しいこと、好きなことをどんどんやりまくるべきだし、そういう時間を大事にした方がいいなと思いました。

『悪意とこだわりの演出術』藤井健太郎(2016年8月17日)

幻冬舎

『まだ東京で消耗してるの?』イケダハヤト(2016年1月29日)

東京から高知県の山奥に移住したことで、生活が充実し、人生が豊かになったイケハヤさんの本著。人が変わるには「付き合う相手を変える」、「時間配分を変える」、「住む場所を変える」の3つのうちのひとつ」住む場所を変える」を大胆に実行しようというもの。

タイトルどおり、東京など都会で消耗し、自分をすり減らしてると感じている方にはもちろんおすすめです。また現在地地方に住んでいる人でも、地方のメリットや田舎だからこそできることっていうのがあるなと気付かさせられます。

まずは東京に住み続けることのデメリットについて。移動時間、「住」コストが高いこと、人が多すぎることで起こるコミニケーション過多、「食」の貧さ、子育てのしにくさなどなど。

そして地方に住むメリットを実体験から紹介しています。イケハヤさん自身は地方移住で年収が800万から2000万円に上がったそう。地方はないものだらけと思いきや、地方だからこそ仕事があり、季節を感じられ、食が豊かで、子育てにも最適。地方にこそ未来がある。

地方では子供の教育環境が整っていない、という幻想。今やスタディサプリなどネットで一流の講師に学ぶことが、どこでも、いつでも、しかも安くてできる。わざわざ塾に行かなくても勉強できるってわかってるはずなのに、なぜか理解してしようとしていないなぁ。

地方のメリットがたくさん取り上げられているのだけど、『「悪い人の絶対数」が少ないという地方の安心感』には納得。東京では通り魔やテロの危険性、痴漢冤罪など、犯罪や身の危険を感じることが地方より明らかに多い。地方でそういうこと何も気にせず過ごせるのって大事やな。

著者のイケダハヤトさんは、1986年末生まれ。早稲田大学大学を卒業後、大手メーカーに勤務するが、3年後にブロガーとして独立。現在はオンラインサロン運営、仮想通貨を中心とした投資家として活動したりしています。

イケハヤさんの歯に絹着せぬ物言いが本の中でも遺憾なく発揮されており、痛快でした。そもそも都会に憧れはないけれども、地方の良さを再確認できた。事前にかなりの下調べは必要だけど、今よりもさらにど田舎に住むという選択肢もありだな。

『新企画』鈴木おさむ(2016年3月17日)

『たった一人の熱狂』見城徹(2016年4月12日)文庫

『龍宮の鍵』田中経一(2016年8月5日)

『空気を読んではいけない』青木真也(2016年9月8日)

総合格闘家の青木真也さんの本著。
なんとこの方、早稲田大学を出て、警察官になった後に格闘家になっているという生き方そのものがタイトルどおり空気を読んでいないのだ。
タイトルからもういっちゃってるが、第一章「人間関係を始末する」って、早速アウトロー。
そして、「幸せな人生を生きるために友達はいらない。」となかなか衝撃的な言葉の連続。友達がいると余計な人間関係の悩みを抱えることも少なくないし、友達がいると否が応でも友達に合わせることが増え、自分の個性がなくなるというのだ。たしかに言えているかも。友達を作るのが人生の喜びのひとつだと学校で習った気もするけど、そのへんもすりこまれた価値観。言ってみれば自分の個性や価値観はまわりの友達らから影響をもろに受けて形成してきたものだ、それがなかったら明らかに今の自分とは違う自分、結果になっていただろう。それが良いか悪いかは別だけども。

『凡人は他人と群れると、いつの間にか周囲と同化し、群れの中で埋もれてずっと凡人のまま。』という考えが小学生の頃からあるというからまた驚きだ。

幸せを手に入れるためにはまわりを見ていてはダメで、自分の価値観とか望みに忠実に生きるにはすべての雑音を断ち切れということだな。極端すぎるけども。

まわりの目とか気にせずやりたいことをやりまくるだけですね。

今度は青木真也さんの試合を見てみたくなった。

『あの男の正体』牛島信(2016年10月7日)文庫

『風俗という病い』山本晋也(2016年10月28日)新書

『定年後の韓国ドラマ』藤脇邦夫(2016年11月30日)新書

『我が闘争』堀江貴文(2016年12月6日)

ホリエモンさんの幼少時代から現在までをかいた自叙伝。服役中に人生を振り返ってかいたもの。
幼稚園の頃から百科事典を読みあさっていたというから驚き。福岡の八女という田舎と独特な家庭環境がそうさせたのだろう。さらに驚きなのは両親が高学歴なんかではなくごく普通の両親であること。
故郷である福岡から出るためになんとしても東大に受からなきゃいけなかったエピソードもおもしろかった。勉強の集中力を高めるために10時間睡眠を徹底していたそうだ、やはり睡眠て大事なんやな。
中学からプログラムを作っていたことや、大学時代のバイトがきっかけでオン・ザ・エッヂ起業にいたったことなどやっぱホリエモンさんすげぇなと思わされた。世間をにぎわせた近鉄バッファローズ、フジテレビの買収の話題など、当時リアルタイムでニュースで見てるときは金儲けのためだろ思っていた。だけど、この本で実際にやってたこと、考えてたことを知るとホリエモンさんは金の亡者ではないことを再確認した。
ただやりたいこと、おもしろそうなことを追求してやりまくってるだけなんやな。冷酷そうに見えてたホリエモンさん、だけどその著書を読むたびに普通の人間なんだなと思わさせられることがおもしろい。

『日本3.0』佐々木紀彦(2017年1月25日)

『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』(2017年2月1日)文庫

『くまモンあのね』『くまモンあのね』製作委員会(2017年4月6日)

『危険な二人』見城徹、松浦勝人(2017年4月11日)文庫

幻冬舎社長の見城徹さんとエイベックス会長の松浦勝人さんの対談をまとめた本。

もう完全に2人の雑談が収録されたもの。

人生についてや恋愛観やリフレッシュの方法、日々の悩み、2人が行くおいしい食べ物屋さんなどなどざっくばらんな話をされています。

この本からわかったことは、

•見城さんのスーツはオーダーメイドで裏地はアロハの生地で作られている。

•エイベックスの最初は松浦さんが始めた貸レコード屋。レコードは海外のダンスミュージックが主。

•松浦さんは普段あまりしゃべらないタイプ。

•社長である2人ともベッドに入るといろいろと考えてしまってなかなか眠れない。なので睡眠がうまく取れないのが悩み。

•リフレッシュの場はハワイ。1週間ぐらい滞在する。松浦さんはハワイに睡眠をとりにいくのも目的の一つと言っている。

•松浦さんは常に最悪も考えている、
「新しい自社ビルがたつ頃にはエイベックスは潰れているかもしれない」などなど。強気に見えるが常に不安とたたかっているそう。

•好きなこと、やりたいことの先に起業がある。起業したい、社長になりたいが先ではだめ。起業は夢中になったものの結果というのが健全。

•見城さんと松浦さんがめちゃくちゃ仲がいい。

など。

ぶっちゃけ誰がこの本を読むんだ、というぐらい2人の本気の雑談本でした。

個人的に見城さんと松浦さんのビッグな2人ということで気になって読んでみたものの。

しかしながら2人がほんとに信頼しあっており、会話にも愛がある感じになんとなくほっこりする。

『リーダーの教養書』出口治明 楠木建 猪瀬直樹 岡島悦子 中島聡 大竹文雄 長谷川眞理子 森田真生 大室正志 岡本裕一朗 上田紀行(2017年4月27日)

『人生の勝算』前田裕二(2017年6月30日)

『40歳が社長になる日』岡島悦子(2017年7月29日)

2017年発行の本だけど、今でもなかなかためになる。人生100年時代、未来の企業と個人の成長戦略と生き残り方とは。

著者の岡島悦子さんはタイトルのとおり企業の次世代リーダー、経営者を作るための手助けをする仕事をしている。この本もまさにそんな内容。経営者層、管理者層が読むべき本なのだろう。また個人が次世代リーダーになるための方法、マインド、取り組むべきこと、個人の生き残り戦略(タグを増やす)なども書かれているので若手から中堅サラリーマンまでいろんな人が読めます。

過去と比べてビジネスモデルの寿命も最近は短くなってきている。過去と同じやり方、サービス、商品に固執していては会社は伸びない。そして企業のリーダーも過去と同じくカリスマ性のある人がひっぱっていくというカタチではうまくいかなくなっている。変化が大きく不確実な未来に対応していくためにも40歳ぐらいの今までは考えられなかった若い社長が必要。

リーダーシップの型も変えていく必要がある。今までのトップダウン型ではなく、顧客に1番近い最前線の人から情報を上に上げていく。そしてリーダーを育てるためには失敗してもよい、早いうちから場数を踏ませること、リーダーたる役割をまかせることが必要。

また連続的でない、非連続な成長をするには。新しいイノベーションを起こすために他部署、他職種、異業種など本来交わらない人たちと関わるのがいい。そこから新しい視点が生まれる。

今後厳しい時代に個人が生き残る方法。まずはタグを増やすこと。つまり強み、特技を増やすこと。雇用されている僕らは今後いつ早期退職や企業の倒産など起こるかわからない。自ら稼ぐ力をつけること。などなど。

以下、なるほど、な部分。

先般なぜ若い社長が増えてきているか、幼少時代からデジタルを体感している世代が次の世界を想像できるからだ。カリスマリーダー1人のセンスで経営をひっぱる時代は終わった。リーダーのセンスが世間とズレた時点で会社が破綻するからだ。

新たなビジネス、イノベーションを産むには別の視点を持つ人とのコラボレーション、異業種間のコラボレーション、他部署間の交流から何かを生み出す。フリーアドレスや働く場所の多様化も企業がイノベーションをうみだすための工夫である。

イノベーションを起こすために今までの既定路線からはずれて自由な組み合わせや環境を変えることが大事やな。

著者の岡島悦子さんは株式会社プロノバの代表取締役社長。経営チーム開発コンサルタント、経営人材の目利き、リーダー育成のプロとして活躍している。三菱商事、ハーバードMBA、マッキンゼー、グロービスを経て2007年にプロノバを設立。アステラス製薬、ニトリホールディングスなどの大企業の社外取締役もつとめている。

発行が2017年7月と7年も前の本だけど、今でも十分ためになる本でした。むしろその当時に読んでおくべきだった。サラリーマンもいろんな場数経験が必要、それには若いうちからバッターボックスに立ちまくって変化や失敗に慣れることが大事ということを痛感。今からでもやるしかないね。

『組織の毒薬 サイバーエージェント副社長の社員にあてたコラム』日高裕介(2017年8月30日)

『東大から刑務所へ』堀江貴文 井川意高(2017年9月23日)新書

『己を、奮い立たせる言葉。』岸勇希(2017年10月28日)

著者の岸さんがツイッターに投稿した言葉をまとめたもの、タイトル通り熱い言葉、熱苦しい言葉の連発です。短い熱い言葉とともに、その言葉に対する解説がひとつひとつかかれています。これがまたただの根性論ではなく、論理的にかかれており唸ってしまう。

モチベーションを上げてほしい人、高く保ちたい人にはバイブルになるかも。いい言葉がたくさんつまっています。仕事人としてのマインド、前向きになるための心の持ち方がかかれています。仕事で気持ちが浮き沈みする人にもおすすめ。

岸さん自身が自分に言い聞かせるための言葉を紡いだのがこの本。仕事に対する熱い思い、めちゃくちゃストイックで仕事に厳しいという雰囲気がびしばしと伝わってきます。こんな人が上司だったら大変だろうな…

気持ちを上げてチャレンジすることは大事だけども、ただただつっこんでいくのは幼い。
しっかり考えて、考えて、考えてってのが大事。不安があるから考える、恐怖があるから考える、ネガティブな気持ちも結果を出すには大事な要素だとか、なるほど。

『自分のペースでやれることなんてないから、ペースがないのをマイペースにする。』
自分のペースを作ると、ペースが守られることが、実力の発動条件になったりする。そうするとペースが崩れた時に、実力は発揮できなくなる。もったいない。…

常にペースは乱されるもんだよなぁ。

『楽しい仕事をしているのではない。楽しく仕事をしているのだ。』
大事なのは、楽しめる要素を見つけることだ。
楽しもうとしている人は、つよい。

仕事楽しんでるか?

著者の岸勇希さんは名古屋出身で早稲田大学の大学院を修了後、電通に入社。2014年に電通史上最年少でエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターに就任。2017年に電通から独立しています。

『少数株主』牛島信(2017年12月13日)

『人生の作戦会議 なんでも解決しちゃう女、王生際ハナコ』下田美咲(2017年12月20日)

『ポスト平成のキャリア戦略』塩野誠 佐々木紀彦(2017年12月27日)

『AIとBIはいかに人間を変えるのか』波頭亮(2018年2月28日)

AIは人口知能のこと、BIはベーシックインカムのこと。AIはよく聞く言葉だけど、BIはあまり耳慣れない。ベーシックインカムとは、生活できるだけのお金を給付する制度のことである。

どちらかというと、AIについてよりも、BIについて熱く書かれている感じ。BIの導入が人々にとってどれだけ効果的で価値があり、人をどれだけ幸せにできるかというところに主眼が置かれているように感じました。

そのAIとBIにより人間の生活はどう変わるのか。結論的にはAIの発展によりBIの必要性がさらに増す。AIの発展とBIはとても相性が良い。

まずはAIとは何か、現在のAI技術の進捗状況などについて書かれている。すべてを人間と同じくふるまったり考えたりできる汎用型AIはできてないが、特化型、つまり将棋や囲碁、投資判断など特定のことをするAIはもうすでにできている。AIによって人の仕事が奪われるという悲観論はあるが汎用型AIができない限りはそこまで仕事が奪われるということはなく、もし奪われたとしてもそれに関わる新たな仕事も生まれるのでそこまで心配する必要はなさそうだ。

おもしろいのはAIと人間の思考時が消費する電力について。囲碁でいうと人間の思考時の消費エネルギーは21ワットで、AIはなんと2万5千ワットも消費する。まだまだ人間の方がかなりエコ。

BIについては考え方は聞き馴染みもなく一般的ではなさそうだが実は2016年オランダ、2017年にはフィンランドで実証実験が行われている。

その際には働く意欲のなかった人が、再び働きだすなど一定の成果は上げているそうだ。

技術革新がすすめばAIが人間の仕事をかわりにやってくれる時代が必ず来る。その場合、人間はもはや働かなくてもよくなる。そこに最低限の生活を送ることのできる給付、BIを導入すれば、人はAIが生産したモノやサービスを消費するだけで生活ができてしまう。

BIにより人は働かなくなるのではないかという疑念が起こるが、実はこれがそうでもない。人は生活が安定すると働く意欲が湧くというデータが出ている。またBIの財源が一番の課題ではあるけど、生活保護費をなくしたり、消費税をあげたりなどなどで実現できそうだ。また全員給付なので管理コストも生活保護費ほどかからないのも魅力。

やりたくない仕事はAIがやってくれ、BIで最低限生活できるお金が確保できれば人間は仕事をおもしろさややりがいや楽しさで選べるようになるので幸福度はかなり上がりそう。

そんな時代来てほしい。

著者の波頭亮さんは1957年生まれで、東京大学経済学部を卒業後、マッキンゼーに入社。1988年に独立し、経営コンサルティング会社、(株)XEEDを設立しています。

『破壊者』松浦勝人(2018年7月13日)

『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』佐藤航陽(2022年3月31日)

『死なばもろとも』ガーシー(東谷義和)(2022年8月2日)

NewsPicks×幻冬舎

『多動力』堀江貴文(2017年5月27日)

『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』尾原和啓(2017年9月28日)

『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』佐藤航陽(2017年11月30日)

ITの進展によって、人の価値観も多様化した。SNSの登場により、個人でも何かを発信できる時代。その中では、今まで報酬イコールお金を得ることが人々の目的であったけれど、報酬イコールの部分もお金以外のものに多様化してきている。いいねの数のような承認欲求であったり、フォロワーであったり、社会貢献であったり。そしてそこで発生する「いいね」みたいなもんが今後はお金にかわる働きをするようになる。というか、もうなっている。お金以外にもお金を代替するものが多数発生している。と考えるとお金を稼ぐ背景がいくつも生まれるということだから、なんとなく未来は明るい。キャッシュレスが叫ばれてるけど、最先端はもっと先をいっている。いつまでもお金至上主義でいる場合ではないな。

『日本再興戦略』落合陽一(2018年1月31日)

『マンガで身につく多動力』堀江貴文(2018年3月1日)

『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜』佐渡島庸平(2018年5月9日)

『読書という荒野』見城徹(2018年6月6日)

2019年に読みましたが、今年一番おもしろかった本はこれになるんじゃないかと思うぐらいおもしろかった。見城さんと石原慎太郎、五木寛之、村上龍など錚々たる作家さんたちとのエピソードがおもしろい。読書の意味とは。読書から言葉を学ぶ、言葉は人を動かす、言葉は武器になる。何度も読み返したい言葉がたくさんあった。やはり読書の力はすごいと思わさせられた。だから明日も読書をし、読書を通して人生を動かすのだ。

『ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言』田端信太郎(2018年7月6日)

インフルエンサーであり、YouTubeで数々の著名人と対談したり、オンラインサロン運営などなど何かと有名な田端信太郎氏。元々はサラリーマンでリクルート、ライブドア、LINE、zozoと有名企業を渡り歩き各会社で実績をあげてきました。そんな田端氏から学ぶ会社の奴隷にならないための方法とマインド。

独立やフリーランスになることだけが成功ではない、サラリーマンで名を馳せることも立派な成功である。なにかやりたくてずっとくすぶっているサラリーマン、社畜となって下を向いて働いているサラリーマンにおすすめ。

今までの日本は終身雇用、年功序列が約束され会社の奴隷になっているのが楽だった。しかしそれらが崩壊し始めてきた現代、もはや会社は守ってくれない。今こそサラリーマンも自分というブランドをみがき、高め、個人で闘える人間にならなくてはいけない。

では、どうやってサラリーマンでありながら個人を際立たせるのか。自身もサラリーマンでありながら個人として名をはせ、発信してきた田端さん。その教えとは。自分の仕事は誰を笑顔にしたいためのものか、会社に使われるのではなくむしろ会社を利用してやる、TwitterなどSNSを始めて発信者になる、

しかし正直者であれ、たかだかカネのために働かない、ワクワクして仕事をするなどなど。

自分の仕事は誰を喜ばせるためにやっているか。この問いにシンプルに答えを出していくのがブランド人。それを忘れてただただ毎日つらい、きつい仕事をしていないか。給料を仕事の我慢料として受け取っていないか。自分の仕事で誰を笑顔にするか、まずはこの意識改革が必要。

会社にやらされてる、雇われの身だから、という既成概念を捨てて自ら発信する。何か大きな仕事があれば真っ先に手を挙げてやらせてもらう、Twitterを始めて、会社外でも自ら発信者になる。会社を利用して自分の発信をより広く多くの人に知ってもらうのも手。万単位のフォロワーを集めれば、仕事の肩書きを失ってもフォロワーから声がかかるであろう。

個人的には「結婚•子育てによって理不尽を学べ」の部分がよかった。ブランド人たるもの家族をしっかり顧みる。家族という「究極の他者」をもつことで、人間は単純ではないこと、人の感情もシンプルでないことを学び成長できる。

田端信太郎さんは石川県出身で慶應大学経済学部卒業。新卒でNTTデータへ、その後リクルートへ転職し「R25」を立ち上げ退職。ライブドア、コンデナスト◦デジタル、LINE、zozoと渡り歩きながら各会社でしっかりと実績、足跡を残しています。現在はオンラインサロンやYouTube、またコメンテーターとしてフリーで活動しています。

社畜にならないために、今こそパンツを脱ぐ感覚で、恥もプライドも捨ててギリギリの闘いをしていかなくては。サラリーマンでいい、そこで名をあげて自分のブランドを高めることを考えよう。

『仕事2.0 人生100年時代の変身力』佐藤留美(2018年8月6日)

『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』田中修治(2018年9月5日)

いやいや、これもビジネス書かと思って読んだら小説だった。

しかしめちゃくちゃ面白かった。ページ数600近くあって読むのに2週間弱かかってしまったけども。

オンデーズって近所にないからなじみがないけど、これ読んだらオンデーズでメガネ買いたくなった。
企業再生、繁栄と華々しいけど、かなりぎりぎりの状態を保ちながら攻める田中社長の心情やストレスが伝わってきて、そこがまたハラハラドキドキかつ痛快で面白い。
そして経営者のつらさの一部が垣間見えて勉強になった。

先週読み終わったのが企業買収のすすめ的な本で、今回のこの本はまさに企業買収してダメになりそうな会社の再生を目指しながら日本で、世界で、もがきながらも結果を出していく話し。

なんか運命的に企業買収してみろ!とでも言われてるような2つの本との出会いだった。

ほぼノンフィクションな話だろうから人の人生ってやっぱり小説より面白いな。

発行が幻冬舎なのも、なんかね。

『動画2.0』明石ガクト(2018年11月5日)

『メモの魔力』前田裕二(2018年12月24日)

タイトルどおり「メモの魔力」に今日から取り憑かれよう。人の話は当然ながら日常の気づきや感動もメモしておかなきゃな。確かに普段運転してるときなんかに、ふとやりたいこととか料理のアイデアとかが思い浮かぶことがある。そういったアイデアを、メモをとらずに忘れることの機会損失も大きいかもしれない。心動いた事象に対して「なぜ?」を問うことも必要だな、すべてを「やばい」の一言で済ますことも多いし。日常はもっと気づきとかアイデアでいっぱいのはずだ。あとはやりたいこととか夢も言語化しておくのが大事。それすら日々の仕事や生活に忙殺されて忘れてしまってるからな。
学生時代に中途半端で終わった自己分析を、巻末についている自己分析1000問で改めてやり直そうと思った。そして自分の人生の軸をみつけたい。

『ピコ太郎のつくりかた』古坂大魔王(2019年1月31日)

『HELLO, DESIGN 日本人とデザイン』石川俊祐(2019年2月20日)

『マンガ ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言』田端信太郎 星井博文 伊野ナユタ(2019年2月27日)

『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力』塩田元基(2019年10月3日)

著者の塩田元規さんの仕事と会社に対する熱い気持ちがつまったこの本。熱いといっても根性論ゴリゴリのものではなく、一緒に働く人みんなと相互理解してわかりあうことが大事という愛が熱いのだ。つらいとか我慢してるとかなども含めて思ってることをちゃんと言ってそれぞれわかり合って働ける会社にしようみたいな。

「働く」とは、「仕事」とは、何なのだろうかと考えさせられる。
働くなら毎日行くのが楽しみになるような、毎日ワクワクするようなことがいい。
社内もイライラしている人がいない方がいいし、イライラしない雰囲気がいい。
社外で嫌なこと、つらいことがあっても会社に戻ったらそういうのを忘れるくらい愛のある会社がいい。

働く、仕事ってつらいものだ、我慢するものだと思い込んでいないか?

いいかげん『楽しく働く』というのがあってもいいのではないか。

利益はある程度必要だけども、最大でなくてもいいのでは。
社員の幸せも優先し、ある程度の利益でおさまってもいいのでは。

、っていう新しい会社のあり方があってもいいのだな現代は。

アカツキって会社は知らなかったけど、めちゃいい会社やな。

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