あまり表立って出てくる方ではないが、youtubeやfacebookなどでの発言が痛快でおもしろい成毛眞さん。経済知識も豊富でいちいちためになることが多く最近注目の人物です。
そんな成毛眞さんの著書のおすすめ度と感想をブログに記してみました。読むときの参考にしていただければ幸いです。
成毛眞さんのプロフィール
成毛 眞(なるけ まこと)
生年月日:1955年 9月4日生まれ
北海道札幌市出身。
中央大学商学部卒業。
自動車部品メーカー、アスキーを経て日本マイクロソフト入社。91年に同社代表取締役社長に就任。2000年に退社。投資コンサルティング会社・インスパイア設立。書評サイトHONZの代表も務めています。
まだ冊数が少ないですが順次追加させていきます。
2040年の未来予測
これ最近読んだ本の中で1番おもしろかったし、ためになった。
著者によると本著では暗い未来予測を書いたそうだけど、僕が読んだ感じではテクノロジーの進化で未来は明るいんだなと思ってしまった。
将来、年金はもらえなくなるということはないが、額は減るというのがなんか安心させられた。また年金の仕組みも今更ながら理解できた。
健康保険のくだりでは、またまた生命保険とかやめようかと本気で考えてしまう。
フードテックって健康志向から考えられたものかと思っていたけど、牛肉不足や魚介類不足からも必要性がさけばれていたとは、、、
知らんことばかりでおもしろかったし、知らんことがわかりやすく書いてある良著でした。
2040年の未来予測AI時代の人生戦略「STEAM]が最強の武器である
成毛さんの言ってることはホリエモンさんとかキングコング西野さんの言ってることと似てて面白いなと思ってたら、ホリエモンさんと対談した文章が載ってた!やっぱこの手の方々はつながるのだな。今後くるAI時代に備えて僕らはどうするべきか。AIに使われる側になるか、使う側になるか。取り残されないためにも今のうちから頭を理系に切り替えていかなくては。技術の進歩したゲームをプレイすることも重要だそうなので、子供にも積極的にやらせよう笑 この本のおかげでまた科学物など読みたい本がいっぱい増えてしまった。
以下、記憶用。
S科学、T技術、E工学、A芸術、M数学。がAI時代には必要。文系の頭ではAIに使われる人間になってしまう。なので今からでも理系思考を取り入れること、柔軟な思考にするための学習が必要。世界の著名な経営者ビルゲイツやスティーヴジョブズはSF小説を読んでいる人が多いのだそう。SF小説からイマジネーションやクリエイティビティを学べる。最先端を体感させるには子供にゲームをさせることも大事。
AI時代の人生戦略amazon 世界最先端の戦略がわかる
タイトル通りamazonについて、わかりやすく、深く書かれた本著。
僕らの生活の中に自然に溶けむというのがamazonのねらいなんだろな。amazonのプライム会員でないことがありえないような状況が作られようとしている。でもそれは消費者にとってはめちゃくちゃ便利な生活を提供されていること。なぜならお客様のためがamazonのモットーだから。
そして今amazonはもはやただの通販会社ではない。クラウドサービスが1番の利益部門で、プライムビデオではオリジナルコンテンツも作っている。実店舗にも参入してきており、無人コンビニのアマゾンゴーは店舗売上よりも、無人のシステムを完成させてシステムを売ることを考えているそうだ。配送に関しても日本ではヤマトがほとんどだけど、いずれは自前でやろうと企んでいる。資金力も半端なく、利益のほとんどを投資にまわしている。次はどんな分野を席巻してくるのだろうか。
自分が今やってる仕事も気付いたらamazonに侵略されてたなんてことがありえそうだから怖いというかなんというか、でもそれは消費者にとっては非常に便利になることかもしれないし、なんだかなぁ。
amazon 世界最先端の戦略がわかる定年まで待つな!一生稼げる逆転のキャリア戦略
40代、50代のいわゆるミドルエイジ向けに書かれた本著。
20年後の日本は人口の4割が65歳以上の高齢者となる。それとともに医療費の個人負担の増加、消費税増税、AIの進化と仕事への進出などなど、ミドルエイジの仕事、老後に影響を与える問題が山積している。そんなミドルエイジが未来を楽しく生きるためにはどうするべきかが書かれています。
結論は思いきって転職をすること。
転職の際は地方に行くことや海外で働くことなどがおすすめだそうだ。地方には後継者不足で売り上げや利益がありながら廃業する中小企業が毎年の打数存在する。そこに目をつけること。
日本が今後経済的に劇的に成長するとは考えづらいので今から伸びそうな海外で働くことも手。
どちらもなかなか難しそうという方は趣味に没頭することだ。youtubeやSNSで拡散することができる現代、マニアックな趣味は「稼げる趣味」になる可能性がある。
楽しく続けられる趣味はいくつになっても大事。
とりあえずは、「今勤めている会社がすべて」みたいな固定観念は捨ててもっと働くことに関して視野を広くしておかなくてはな。
そして悲惨な老後を迎えないためにも、今の生活、考え方を何か一つでも変えて行動することだな。
理系脳で考える
高校、大学での理系・文系と思うかもしれないがこの本のそれはそういうことではない。
STEM、サイエンス、テクノロジー、工学、数学に興味を持とうという話し。と聞くとやっぱり学部的な理系じゃないかと思うが、要は新しいものに興味を持てということ。
過去にとらわれず、今を体現し未来を予想、想像して期待することだな。
典型的な文系脳は、新しいもの、サービス、テクノロジーなんかを使いもせず否定して、昔は良かったなどと言ってしまう人だ。
新しいものを吸収しなくなった時点で老害と言われそうなので、日々アンテナは高くしておかなくては。
また理系脳な人というのは、自分が影響力をおよぼせないことには興味がなく、人より物事に興味がある。なので、何かミスがあったときに、犯人探しをするのではなく、ミスが起きてしまう仕組みを改善してしようとする。
とりあえず新しいものと興味をもったものはいったん全部やってみるべきやな。
バズる書き方
どおりで成毛さんのfacebookのコメントが毎回ひきこまれるわけだ。と納得の、HONZなど書評サイトも運営している成毛眞さんのこちら。
タイトルどおり、SNSなどでバズる書き方、書き方に特化した本。
毎回成毛さんのfacebookの投稿を見て、読みやすいしやっぱ文章上手だなぁと思っていた。そして成毛さんの投稿というとなかなかの長文も多いのだけど、毎回全文読まさせられてしうのが不思議だなとも思っていた。
SNSの文章すらも読みやすく、わかりやすく、想像しやすく、誤解されないようになど修正し、削ぎ落とし、加筆し、とかなり練り上げているそうだ。だからあれだけのクオリティの文章になるんだな。
同じ長い文章でも他の人の投稿だと、頭の文章を読んでざっと全体文をスクロールするか、ひどいときはそれすらもする気にならないかだ。
まずは、つかみの頭の部分の文章は重要だな。
たかが(?)SNSの文章だけど、書いたら何度も推敲(すいこう)するのが大事。推敲とは文章を表現、言い回しを修正したりして何度も練り上げること。
何を投稿するかという点では、ネタ自体は自分の興味のあるおもしろい人が発信しているものから拝借するのがいいそうだ。そうすることでかたよりなく多彩なネタで書くことができる。
常日頃から興味のある人や物事はチェックしとかなきゃな。
あとは無理に毎日発信よりも、3日に1回本気で書いて投稿する方がバズる可能性は高い。毎日投稿でうすい内容の文章を出していると、ただおもしろくない文章を投稿する人と認識されて、スルーされる可能性が高い。
それと想定読者、想定読者の年齢を考えることも大事みたいだけど、そんなこと考えたことなかったな〜。誰に向けて書くかぐらい今度から想像して書くかな。
ところで自分は文章でバズりたいのだっけ…??
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タイトルの通り、アウトプットがいかに大事かを書いた本。情報過多でもあり、特にインプット過多な日本人がどのようにアウトプットを意識していけば良いか。インプットのみ=一般大衆、
アウトプットできる人=勝てる人ってこと。
インプット過多をこじらせすぎて、そのことにすら気付いてない人も多いかもしれない。今こそインプットしたものをアウトプットするのだ。「書く」というアウトプットに関しては、すごく具体的に書いてあるので、文章を書くのが苦手な人にもおすすめ。
インプットの時間をアウトプットに変えることで世界は変わるということから始まり、具体的なアウトプットの方法、書く、話すアウトプットの方法、見た目を整えること、などアウトプットの極意が満載。
「アウトプットをしないということは、そこにあるかもしれない才能の機会をロスし続けるということだ。」
この一文がささります。インプットは無意識に行われるけど、アウトプットは意識しないとできない。アウトプットしまくってる人は確かにいろいろ才能があるように見えるもんな。
「書く」というアウトプットはSNSが日常化している今、一番手軽なもの。義務教育でさんざん国語を習っているのも理由のひとつ。またSNSでは「いいね!」やコメント機能などついているので書いたものの評価が得やすいことから書くことの練習にもなる。
「話す」アウトプットは「書く」より難しい。話すは書くと違い、修正ができない。話すにも準備が重要だし、何を話すか=ゴールを決めて話すと良い。
著者の成毛眞さんは北海道生まれ。1991年から2000年まで日本マイクロソフトの代表取締役社長を勤めた方。現在は書評サイト「HONZ」の代表などを勤めています。テレビにはほぼ出ないですが、著書に「2040年の未来予測」などためになるおもしろい本を数多く書いてます。
まじで今からアウトプット多めで人生を過ごさなくてはな。まだまだ気付けていない自分の才能を発見して、一般大衆から抜け出さなくは。
決断 会社辞めるか辞めないか
成毛眞さんと親交のある4人の方々の会社を辞めるか辞めないかの決断エピソードを書いた本。成毛さんと親交のある方々なのでみなそれなりに、やり手のデキる人たち。そして全員が講談社、日経新聞社、日経BP社、東洋経済という名だたるメディア、出版社に所属。そこを辞めるか続けるかって話し。
会社を続けるか辞めるかという話なので、迷ってる方に、という雰囲気ですが、平凡サラリーマンにはあまりピンとこない。なにしろ登場する4人の所属会社が大きいのと、全員メディア•出版社ってところが、う〜ん。
メディア業界というものを知る上では、なかなかおもしろい本ではなかろうか。全くその業界を知らなかった自分でもわりと楽しく読めた。
登場する4人が、転職、独立、大学教授に転身、会社に残って出世とバラエティに富んでおりそこに至るまでのエピソードが様々でおもしろいです。
インターネットの普及で、新聞や雑誌の発行部数が急速に落ちており、出版業界は特に他業界と比べても凋落している。斜陽な業界で辞めるか辞めないかを考えている人にはある程度参考になるのかも。
「日本企業の多くが過去の人口を前提とした商売をしている」
という文章が印象的。なので多くの企業が徐々に苦しくなるのは当たり前なんやな。とか、考えると暗くなってくるが…
参考にするかどうかは別としても、単純に読み物として面白い本でした。
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