みなさん、メスティンって知ってますか。
これです。
これが今ちまたでにわかに流行ってきているようです。
アウトドアやソロキャンプの流行によりメスティンも売上を伸ばしているようです。
テレビ番組で取り上げられたこともあり、ダイソーのメスティンは売り切れになったほど。
わざわざ外で使わなくてもおうちの中でも使うことができるので、アウトドア飯を手軽に楽しみたい方にもおすすめ。
またこの形状からお弁当箱としても使うこともできます。
そしてこれが使いだしてみるとなかなか楽しくて、初心者でも手軽においしく、そしてインスタ映えするような料理が作れるのです。
飯盒とメスティン?トランギア社とは。
「飯盒(はんごう)じゃねえかよ」と思われた方も多いかと思いますが、半分あたりというか、なんというか・・・。ご飯を炊けるのは間違いありません。
ちなみに飯盒はこちら↓
ではメスティンとは、
『飯盒として作られたものだが、炊飯以外にも煮る・焼く・蒸すなどできる万能型の調理器具』
、というのが最近のメスティンの定義でしょうか。
そもそもメスティンを最初に作ったのはトランギア社というスウェーデンの会社。このトランギア社は1925年に創設され、もともとはアルミ製の調理器具を作る会社でした。時代の流れとともに労働者の休日や余暇が増えてきたことを背景にキャンプ・アウトドア用のアルミ製品やアルコールバーナーなどを製造するようになったそうです。
そんなトランギア社で開発されたメスティン。オリジナルのメスティン生産はなんと1970年代に始まったそうです。
メスティンを公式サイト(https://www.iwatani-primus.co.jp/products/trangia/index.html)で見ると、「取っ手付きアルミ飯盒」と紹介されているのでやはり飯盒は飯盒ですね。
アルミ製なので熱がしっかりと内部に均一に伝わり、ふっくらしたご飯が炊けるとも紹介されています。
TR-210の通常サイズメスティンで、仕様は、
- 重量 :150g
- サイズ:17×9.5×6.2cm
- 容量 :750mℓ
- 炊飯量:約1.8合まで
さらにその上にひとまわり大きいラージメステインがあります。
- 重量:270g
- サイズ:20.7×13.5×7cm
- 容量:1350mℓ
- 炊飯量::約3.5合まで
このサイズであれば家族でキャンプやアウトドアへ行っても十分な量のご飯が炊けますね。
他メーカーも展開するメスティン
トランギア社が発祥のメスティンですが、最初にも紹介したように今ではいろんなメーカーから発売されており、果てはダイソーまでもが作っています。
最近のメスティン人気で、トランギア社製のメスティンは売り切れ状態が続いており、公式ページでは普通サイズ(TR-210)で通常1600円ですが、楽天市場やAmazonなどでは3000円~4000円近い価格で販売されています。
こまめに公式オンラインショップを確認すると、入荷することがあるそうなので、どうしてもトランギア社製がいい!という方は公式の方をまめにチェックされるのがいいかもしれません。
メスティンであれば別に他メーカーでも良いという方は、たくさん発売されている中から自分の好みのサイズや価格のものを選べば良いかと思います。
いくつか紹介したいと思います。
まずはこちら、
メスティンとバットアミとゴトクの3点セットでなんと1199円。安すぎる。
ちなみにバットアミは蒸し料理をするときなどに使います。
ゴトクは固形燃料などで調理する際にメスティンの台になるものです。
仕様は、
- 重量 :160g
- サイズ :16.0×9.0x6.0cm
- 容量 :850ml
- 炊飯量 :約2.0合まで
次はこちら、
milicamp製のメスティン。こちらも値段が手ごろでAmazonでもかなり売れている商品のようです。milicampというメーカーを調べてみましたが、どうやら中国のメーカーのようですが。
仕様は、
- 重量 : 約165g
- サイズ : 16.5×9.5×6.5cm
- 容量 :800ml
- 炊飯量 :約2.0合まで
もちろんダイソーのメスティンもおすすめです。
ダイソーのメスティンは、まさかの税込み550円。
仕様は、
- 重量 :120g
- サイズ :7.7×14.5×5.0cm
- 容量 :500ml
- 炊飯量 :約1.0合まで
ダイソーのものは少しこぶりなメスティンです。
調理の仕方
メスティンの調理の仕方ですが、ここでは炊飯について書きたいと思います。まずはゴトクと固形燃料を使う方法。
※ご飯を炊く際の水の量はメスティン購入時に付属の説明書に記載されていると思います。メーカーによっては内側に目印としてラインがついているものもあるようです。
- お米を洗い、必要量の水と一緒にメスティンに入れます。
- 固形燃料に火をつけてメスティンをゴトクにセットし、火が消えるまでメスティンを熱します。(私の使ってる固形燃料は燃焼時間がおよそ20分です。)
- 火が消えたら、タオルなどに包み15分蒸らします。(メスティンを裏返して蒸らすと書いてある説明書もあります。)
次に、アルコールバーナーを使う場合、
- お米を洗い、必要量の水と一緒にメスティンに入れます。
- バーナーに火をつけメスティンをセットし、吹きこぼれるまで強めの弱火で熱します。
- 吹きこぼれたら弱火にします。
- 10~15分ほど熱して、チリチリと音がしてきたら火を止めます。
- タオルなどに包み15分蒸らします。
バーナーを使う場合、火加減が難しいです。あまり強すぎると焦げます。また固形燃料でやる場合よりも吹きこぼれが多いと思います。
出来上がりですが、固形燃料の方がごはんがふっくらしておいしいです。(バーナーでの炊飯時間や火加減等をしっかりマスターすれば同じような出来になるのかもしれませんが。)
メスティンで炊いたご飯がこちら↓
写真ではわかりにくいですが、つやつやの白いご飯が炊けています。メスティンで作ったとういう気分的なものの相まってか、うまく炊ければ炊飯ジャーよりふっくらとしておいしい気がします。
メスティンご飯レシピ
私が作ったメスティン飯のレシピも掲載しておきます。普段作るようなレシピもあればメスティンだからこそ思いつくレシピもあります。
①定番の炊き込みごはん
材料(お米1合分)
- ごぼう(千切り)
- にんじん(千切り)
- 鶏むね肉
- きざみあげ
- しめじ
量はお好みで。
調味料(お米1合分)
- 醤油 おおさじ1杯
- みりん おおさじ1杯
- 酒 おおさじ1杯
- 白だし おおさじ1杯
材料・調味料は過熱前にすべて入れてしまえばOKです。
②梅としらすとしめじのご飯
材料(お米1合分)
- しらす
- しめじ
- 梅干し
- 大葉(お好みで)
調味料(お米1合分)
- ほんだし 小さじ0.5杯
- 白だし 少々
③カレーピラフ
材料
- ミックスベジタブル
- ベーコン(豚肉)
調味料
バーモントカレーパウダー おおさじ1.5杯
⑤焼かない焼肉弁当
材料
- 牛肉細切れ
調味料
焼き肉のたれ おおさじ1.5杯
超簡単レシピです。肉を引いて調味料を入れるだけ。
⑥鮭としめじご飯
材料
- 鮭
- しめじ
調味料
- 醤油 小さじ2杯
- めんつゆ 小さじ1杯
- 酒 少々
出来上がってから鮭をほぐして全体に混ぜてあげます。
これ以外にも焼いたり、煮たり、蒸したりできるのでいろいろな料理が作れます。
またメスティンレシピのみを掲載した本も出版されていますので気になる方はこちらも。
メスティンを弁当箱に
またメスティンのこの形状から弁当箱にするのもなかなか良いです。
具材のおさまりも良いので適当に詰めるだけでかわいいお弁当ができあがります。
結論、楽しい。
というわけで、メスティンでいろいろ遊べちゃいます。買ったが最後、どはまりすること間違いなしです。あなたもその魅力のとりこになってはいかがでしょうか。
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