みなさんWAGYUMAFIAをご存知でしょうか。
実業家の堀江貴文さんと浜田寿人さんが手がける「ニッポンの和牛を世界へ」をコンセプトに黒毛和牛を世界に広める活動をするユニットです。もともとはポップアップストア(期間限定のお店)として運営していましたが、現在は東京と香港に5店舗を展開しています。また和牛焼き肉店YAKINIKUMAFIAや次郎系ラーメンにインスパイアされた1杯1万円のWAGYU次郎を提供する和牛ラーメン店「MASHI NO MASHI(マシのマシ)」なども展開しています。
WAGYUMAFIAのホームページはこちら↓
海外ではデビッドベッカムやエド・シーランなど名立たるセレブのファンも多いといいます。
WAGYUMAFIAで使われている和牛
WAGYUMAFIAで使われている和牛が、神戸牛と尾崎牛。神戸牛はなんとなく聞いたことがありますが、尾崎牛は聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか。さてこの尾崎牛とは、掘り下げていきたいと思います。
尾崎牛の名前の由来
尾崎牛は宮崎県宮崎市の郊外の牧場で育てられた牛のこと。
有名な和牛の名前というと、神戸牛(兵庫県)や松坂牛(三重県)、近江牛(滋賀県)、米沢牛(山形県)などその牧場のある地方の名称で呼ばれるのが一般的です。
なので、「尾崎」は地名なのでは?と考えるのが普通ですよね。
そしてこの尾崎牛の生産地は宮崎県だから「宮崎牛」じゃないか?と思いますよね。
しかし、尾崎牛の「尾崎」は地方の名称ではないのです。
そう「尾崎牛」の「尾崎」は牛を育てている牧場の名前、牧場主の名前なのです。日本で唯一生産者の名前のついたブランド黒毛和牛なのです。
その牧場が、「尾崎牧場」で代表者が尾崎宗春さんです。
詳しい情報はこちら。
会社名 | 株式会社牛肉商尾崎 |
住所 | 宮崎県宮崎市大字大瀬町3741-7 |
事業内容 | 黒毛和牛の肥育・生産販売・堆肥販売 |
この尾崎牧場は兵庫県にある神戸畜産㈱という会社に所属する牧場のようです。
尾崎牛のこだわり
飼料
肉のおいしさは脂で決まるそう。そして脂の味は飼料で決まる。その脂の味を一定化することを心掛けているのだそうです。
そのために飼料の割合を固定化しています。飼料はビールのしぼり粕を中心(40%)とした12種類の単味飼料を毎日朝夕2時間かけてブレンドしているそうです。
水
牛も水道水はカルキ臭を嫌ってたくさん飲んではくれないそうで、おいしい水を探して現在の牧場の場所を選んだそうです。牧舎の近くを流れる小川から水を引き、牛に飲ませています。
詳しくはホームページを↓
ホームページから尾崎牛を購入することもできます。
尾崎牛の特徴
尾崎牛が他の国産牛と違う点は、まず肥育期間です。
肥育とは、家畜の肉量増加のために行なう飼育法。
コトバンクより
一般的な国産牛は生後26か月から28か月肥育するのに対し、
尾崎牛の肥育期間は生後30か月以上とじっくり育てるのが特徴。
味の違いでは、尾崎牛は脂にクドさがなくあっさりとしており赤身の味わいが長く続くそうです。また食べても胃にもたれず次の日もすっきりしているのが特徴です。
また月間出荷数が非常に少なく幻の牛肉ともいわれています。
尾崎宗春氏とは
牧場主の尾崎宗春さんについて。
1960年、宮崎県生まれ。高校卒業後に宮崎県農業試験場肉畜支場(畜産業の技術開発等をする施設)に入所。
1982年に畜産技術を学ぶ研修生として渡米し1万7千頭をかかえる牧場で最先端の肉牛生産技術を学びました。しかしそこでの肉牛の大量生産に疑問を感じていました。そして帰国する飛行機の中で、牛肉作りをするのなら「自分の食べたい牛肉、家族、友人に安心して食べてもらえる牛肉作りをしよう」と決心したそうです。
1984年に帰国し、父の営む牧場を引き継ぎ畜産を開始しました。
スタート時点はわずか100頭の飼育から始めたのだそうです。また27歳の時には農作業中の事故で片足を失ったそうですが、そのことにより牛をゆっくりと歩いて見ることができるようになりより丁寧に接することができるようになったとか。そしてより真剣に飼料の見直しなど努力した結果、平成9年に農林水産大臣賞を受賞。
そして牛肉を作り続けて30年以上かけて、現在の尾崎牛の味を完成させたそうです。
ぜひWAGYUMAFIAで幻の尾崎牛を食してみよう
ということで、尾崎牛についておわかりいただけたでしょうか。
WAGYUMAFIAではもちろんのこと肉商尾崎のオンラインストアでもお肉を購入することができるので気になる方はぜひお試しください。
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